小学校は支援学級、中学は支援学校へ。迷いに迷った進学選択のリアル

子どもの成長

「支援学校か、地域の中学か」

同じ悩みを抱えている親御さんは、きっと多いと思います。

正解がわからないまま、ずっと考え続けた日々がありました。

今日は、我が家がどうやってその答えを出したか、正直に書きたいと思います。


小学校時代の様子

うちの子は小学校の6年間、支援学級に在籍していました。

算数と国語は支援学級で少人数で学び、高学年の途中からは情緒面をさらにフォローするために社会の時間も支援クラスで過ごすようになりました。

ただでさえ、自発的にコミュニケーションを取るのが難しい我が子にとって、お友達を作ることはめちゃめちゃハードルの高いことです。6年かけて頑張ってできたお友達。


中学進学で迷った理由

6年かけて頑張ってできた仲の良いお友達は、通常学級の子たちでした。そのお友達の存在も、迷った大きな要因のひとつでした。また、同じ支援学級のお友達のほとんども、地域の中学校へ進学する予定でした。

「ワンちゃんで地域の中学に行けたら、将来も変わってくるんじゃないか」

そう考えてしまう自分がいました。せっかく地域でできたつながりを、ここで手放してしまっていいのか。正直、かなり迷いました。

頭の中でぐるぐると、メリットとデメリットを何度も考えました。

地域の中学に進学した場合

メリットとして考えていたのは、将来の選択肢が広がる可能性があること。高校以降の進路の幅が変わってくるかもしれないという期待がありました。

でも一方で、心配なこともたくさんありました。クラスの人数が多くて疲弊してしまわないか。サポートが手薄になってしまわないか。そして一番怖かったのは、いじめや孤立です。自発的にコミュニケーションを取ることが難しい我が子が、大人数の中でひとりになってしまったら、と思うと胸が痛かった。

支援学校に進学した場合

メリットは、少人数で先生のサポートが手厚いこと。本人のペースで学べる環境があること。小学校のときのように周りに気を遣いすぎて疲れてしまうことも減るはずでした。

一方で、将来の選択肢が狭まってしまうんじゃないかという不安もありました。支援学校に行くことで、この子の可能性に蓋をしてしまうんじゃないかと。そんなことを考えては、また迷って、の繰り返しでした。


支援学校の先生の言葉が刺さった

視察や見学を繰り返す中で、支援学校に子どもと一緒に進学相談へ行ったときのことです。

先生がこんな話をしてくれました。

「勉強がすごくできるということより、継続できるという力が、将来就職してからは重要になってきます」

この言葉が、すごく刺さりました。

将来の自立を考えたとき、学力よりも「継続する力」を育てる環境の方が大切なのかもしれない。

我が子にとっては、刺激の強いであろう地域の中学校

「学校、行きたくない・・・」とならないか、親の私にしたらやはり心配

それならば、支援学校の方が余計な刺激なく安心&集中して通える確率は高い・・・

そう思ったとき、支援学校という選択が一気にリアルになりました。


発達検査の結果も参考にした

ちょうど進学を決める前のタイミングで、療育手帳の更新のために発達検査を受けました。

結果を見て、正直びっくりしました。

思っていた以上に成長の数値が出ていなかった。なんだか悲しくて、でも同時に「そりゃあ小学校でもしんどいはずだよね」とも思いました。

数字で突きつけられると、改めて我が子の現実と向き合う気持ちになります。その結果も、進学先を判断する材料のひとつになりました。

そして進学の相談は、支援学級の担任の先生に一緒に考えてもらいました。

本当に感謝しかありません。卒業のときは、親の私の方が辛かったかもしれない。

支援学校で頑張っている姿を、いつか先生にも見てもらえたらいいなと思っています。


決め手は、子ども自身の意思だった

実は正直に言うと、8割がたは本人の意見で気持ちは固まっていました。

見学を重ねる中で、子どもは支援学校をとても気に入っていました。「ここがいい」という気持ちが、見学のたびに強くなっていった様子。

あんなにに迷っていたのは私だけで、子ども本人はあっさりと心に決めていた様子でした。

私が迷っていた部分を、最後に押してくれたのは子ども自身でした。

この子の気持ちを尊重してよかった。今はそう思っています。

自分の気持ちをちゃんと持っていて、自分で選んだ。

それがどれだけすごいことか。迷い続けた私に、我が子が答えを出してくれました。

親が全部決めなくていい。子どもの気持ちを尊重して、一緒に選ぶ。

それがこの進学で一番大切だったことだと、今でも思っています。


実際に入ってみて

入学してまだそれほど時間は経っていませんが、本人はとても楽しそうです。

小学校のときは、クラスの人数が多く、周りを気にして不安が大きかったように思います。いつも落ち着かない様子でした。

今は、クラスの人数が少なくて先生の目が行き届いている。最初の2〜3日は不安もあったでしょうが、今はすっかり落ち着いて、クラスが楽しいと言っています。

学習のクラスでも集中して取り組めているようで、気持ちに余裕が生まれているように見えます。

そして何より、中学生としての自覚が出てきたように感じます。

あの選択は間違っていなかった。今はそう思っています。


同じ悩みを持つ親御さんへ

支援学校か地域の中学か、どちらが良いかは子どもによって違います。

我が家の場合は、子ども自身の意思と、先生から聞いた「継続できる力」という言葉、そして発達検査の結果、その3つが重なって決断できました。

それでも、最後の決定権は親にある。その重みは、ハンパじゃないと思っています。

どんなに情報を集めても、どんなに相談しても、最後に「これで行きます」と言うのは親自身。その責任の重さに、押しつぶされそうになることもあると思います。

それでいいと思う。それだけ真剣に、我が子のことを考えているということだから。

どうか焦らずに、たくさん悩んで、周りに頼って、その重みをちゃんと噛み締めながら、親子で決めていただけたらと思います。

皆さんの参考になれば嬉しいです。


このブログでは、障がいのある子どもとの日々の暮らしや、試してよかったことをゆるく発信しています。

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