クラスの人数・先生の数
支援学級(小学校)では、学校全体で支援クラスに在籍する児童は十数名。先生は3名くらいで、学年ごとに分かれ、その中の1名が担任として主に見てくれるという体制でした。
支援学校(中学部)では、クラスの児童は10名以内。クラス担任は3名で、その中の1名が特にフォローが必要な子に付くという形になっています。
支援学校の方が、より手厚い人員体制になっている印象です。
授業の内容・カリキュラム
支援学級(小学校)では、うちの子は算数と国語、6年生では社会も支援クラスで情緒面のフォローを受けながら学習していました。最初はその子に合った内容(お金の計算など)から始め、教科書に沿った内容を遅れながら進めていくスタイルでした。早めに終わった時やみんなの様子を見て、リフレッシュのためにカードゲームをしたり、教室で縄跳びを飛んだり(笑)ということもありました。長期休みの宿題も、その子に合わせた内容で個別に出してもらえていました。
支援学校(中学部)では、教科は数学・国語・理科or社会・体育・美術・音楽・道徳があります。それに加えて、自立活動・特別活動・作業といった時間もあります。
現在は中学1〜3年生関係なく、その子に合った学習グループでクラス分けされて授業を受けています。ちなみに来年度からは、縦割りではなく別の方法でクラス編成が行われる予定とのことです。
実際の時間割を見てみると、数学・国語は週2回ずつ。理科or社会・体育・美術・音楽・作業はグループによって曜日が異なりながら組まれています。
自立活動は毎日、朝と帰りの時間に組まれていて、着替えなどの生活動作を練習する時間になっています。また「作業」という時間もあり、将来の就労を見据えた活動が組み込まれているのが小学校とは大きく違う点だと感じます。
ちなみに、小学校で購入して使っていた絵の具セットや習字道具、裁縫セットは今のところ出番がありません。一応まだ捨てずに残しています(笑)
宿題の有無
支援学級(小学校)では、ほぼ毎日宿題が出されていました。長期休み期間は、その子に合った計算や漢字のプリントがメインで、通常級と同じように読書感想文などの課題もありました。
支援学校(中学部)では、普段の宿題はなし。長期休みも計算や漢字などの宿題はなく、絵日記や「夏休みの暮らし」の中でできた・できなかったを○×でつけるようなもののみでした。
交流の機会
支援学級(小学校)では、算数・国語・社会以外の教科は、通常クラスで一緒に授業を受けていました。日常的に他の子どもたちと関わる機会が多かったです。
支援学校(中学部)では、年に1〜2回、近隣の地域の中学校との交流の機会があります。夏休み前にも交流会があったようです。また、他の学年やクラスとの交流は、授業のグループ分けなどを通してあるようです。
行事(運動会など)
小学校では、運動会や遠足、音楽会などさまざまな行事に通常クラスでほとんど全て参加していました。
支援学校では、運動会・文化祭的なことや、作業の授業で作成した作品を展示する作品展などもこれからあるようで、とても楽しみにしています。
送迎方法
小学校は班登校での徒歩通学でした。人数が少なくなり手がなかったこともあり、6年生の時は班長を務めていました(親としてはめちゃめちゃ心配でしたが…)。
支援学校は、小学部・中学部・高等部合わせてスクールバス登校になります。コースは5コースくらいあります。
距離が離れているというのもちろんですが、これも療育の一環なのかなと勝手に思っています。
親の関わり方の違い
連絡帳のやり取りは、支援学級・支援学校いずれも毎日行っていて、私自身楽しみにしているやり取りの一つです。
個人面談の頻度も、小学校の時と大きくは変わらない印象です。学期ごとに1回は、学校で先生と面談の機会が設けられています。ちなみに、もう少ししたら懇談があります。
授業参観だけではなく、作品展などもあるので、学校に見にいける機会自体は変わらずあると感じています。
友達関係の変化
小学校時代のお友達とは、夏休みにみんなで遊べる機会がありました。
しかも今回は子どもの方からお友達を誘っていて、久しぶりの再会をものすごく楽しんでいる様子でした。お友達のLINEが私と繋がっているので、私を通じてやり取りをすることもたまにあります。
支援学校では、教科クラスで一緒になったお友達とは、クラスは違っても仲良くさせてもらっているようです。
療育園やデイが一緒だったお友達もいるので、知っている子はまあまあいます。
学校ですれ違ったりしたら挨拶したり、話したりしているようです。
本人の様子・表情の変化
小学校時代も、もちろん楽しいことはたくさんあったと思いますが、どこかいつも不安そうで、ずっとオドオドしている様子に私からは見えました。自信も今より少なかったように思います。
現在は、成長したということもあると思いますが、明らかに小学校時代よりも不安は減っていて、安心して学校に通えているように見えます。
将来を見据えた学び
「作業」の時間では、生活の中で必要なことを学んだり、野菜の収穫作業をしたりしています。他にも、スーパーボールやアイロンビーズなどの小さいものの色分け作業、布の染色など、グループに分かれてさまざまな作業に取り組んでいるようです。
帰宅したら、その日の内容を楽しそうに話してくれたりもします。小学校時代にはなかった、将来の就労も見据えた学びの時間だと感じています。
給食・食事面
量の調整は小学校時代と同じで、用意する段階で申告する形です。アレルギー対応も、入学前の聞き取りや申告で対応してもらえているようです。
もう中学生ということもあり、以前と比べて食べるスピードも早くなってきました。苦手なものでも、量を調整しながら給食では必ず食べるようにしていると子どもは話しています。給食を作ってくれた先生への礼儀のようなものだと、本人なりに考えているようです。
服装
小学校には制服がありました。指定の店で必ず買うという決まりはありませんが、校章の入った白いポロシャツに、紺色の半ズボンや吊り下げスカート(またはそれに準ずるもの)というスタイルでした。
支援学校には指定の制服という形はなく、登校時は「学生らしい派手でない服装」というルールがあります。うちはポロシャツにカジュアルなパンツのセットを2セット用意して着せています。
学校に着いたらまず着替えをして、下校まではずっと校内服で過ごします。校内服はジャージ素材の長袖・ハーフパンツ・長ズボン・Tシャツが指定されていて、1セット購入。あとの替えは派手ではないデザインのトップスとパンツを用意しました。
でもなぜか、指定のTシャツとハーフパンツを着たがるうちの子(笑)また購入できる機会があれば買ってあげた方がいいのかな、と思ったり思わなかったりしています。
体操服については、小学校は一応軽い指定がありますが、それに準ずるものでもOKでした。支援学校では、校内服がそのまま体操服の役割も果たしています。
正直、支援学校では物足りないのではないかと思うこともありました。地域の中学校には良い刺激があるだろうけれど、その刺激が強すぎることもまたたくさんあるだろうな…と、進学先を選ぶ時はとても迷いました。
我が家は、どちらも見学に行き、不安に思うことを質問し、支援学級の先生にも相談して、悩みに悩んで、最後は子ども自身に意見を聞いて決めました。
正直、今でも「これではうちの子には物足りないだろうな」と思ってしまうことがあります。しかし大切なのは、楽しく継続して登校できるということ。それができるであろう方を選択した、ということです。将来、仕事をするという場面でも、継続する力はきっと大切なことだと思っています。
先のことは全然わかりません。でも私が望むのは、子どもが生きていく上で必要であろう学びを、安心して過ごせる場所で受けさせてあげたいということです。
この記事が、進学先に悩む誰かの、小さなヒントになれば嬉しいです。

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